がんとは、体内で細胞質である原核生物(解糖系)が、体内の過剰な糖に反応して覚醒すること

~なぜ、がん細胞や原核生物は有毒な糖をあえて取り込むのか?~

がんとは、体内で細胞質である原核生物(解糖系)が、
体内の過剰な糖に反応して覚醒することである。

われわれ真核生物の多細胞生物は、
原核生物とミトコンドリアの合体で誕生したことは、
既に書いた。

その合体は、
猛毒酸素で青色吐息の原核生物と
猛毒酸素を取り込むことに成功し、
酸素呼吸で莫大なエネルギーをゲットした
ミトコンドリアの不釣り合いな結婚であった。

したがって、
青色吐息の原核生物は、
ミトコンドリアに細胞内の支配権のほとんどを握られ、
休眠状態を余儀なくされた。

ただ、
原核生物の長所である
瞬発力と細胞分裂に特化した細胞内の仕事を任せられた。

それ以外は、出番なしというのが、
真核生物の細胞内での原核生物(解糖系)の
役柄であった。

そんな細胞質の解糖系が、
激しく分裂を始める時があります。
それががんです。

我々は、
原核生物(解糖系)とミトコンドリアの合体と申し上げましたが、
細胞の部位で、
解糖系とミトコンドリアの数的、
量的バランスが、
その細胞の機能で、
違ってきます。

既に書いていますが、

たとえば、
神経細胞やニューロンや心筋などは、
うまれてから死ぬまで、
動きっぱなしです。

こういった細胞は、
ほとんどが、
ミトコンドリアで覆われています。

マグロも動きっぱなしですから、
マグロの筋肉(赤筋)はミトコンドリアだらけです。

カレイは、
あんまり動かないので、
解糖系主体の筋肉(白筋)ですね。

話を戻します。

皮膚や臓器の上皮細胞は、
細胞の新陳代謝や入れ替わりや、
増殖などが必要なので、
それらの細胞は解糖系で覆われています。

我々が有毒な糖質を過剰に摂取すると、
我々の体内は、
太古の時代の例の「糖蔓延時代の環境」のようになり、
このまま、過剰な糖に細胞が
中長期にわたり四方八方から
囲まれていると
己の細胞がやがて「糖化」して、
命を奪われる危険性がうまれます。

まるで、
生命の黎明期の熱水吐出口の世界です。

それを、回避するために、
太古の原核生物のサバイバル術、
を思い出してください!

そうです。
周囲に蔓延る糖に
糖化される前に、
周囲に蔓延する糖を根こそぎ、
すばやく取り込んで、
エネルギーに変換して、
その結果、乳酸を吐き出し、
過剰な糖の環境から抜けだそうとする。

例の太古の処世術。

これを生命の進化というのでしょう。

その例の、
太古の原核生物の進化(処世術)を、
あなたの体内で、
再現しようとするのです。

もうお分かりでしょう。

それが、がんなのです。

我々体内の細胞質である解糖系(原核生物)は、
通常は、繰り返しますが、
特別なことがないかぎり、
休眠状態です。

しかし、
あなたが摂取した過剰な糖質で、
あなたの体内組成における糖の絶対量が
いちじるしく増加した時に、
休眠状態から目覚め、

狂ったように、
あなたの体内の糖を欲しがります。
そして、
体内組成の糖の比率1%を死守しようとしますが、

相変わらず、
あなたは、糖の摂取をやめません。
そして、がんの発症です。

しかし、
糖の過剰な摂取ががんを呼び起こすという
事実を知らないあなたは、

またしても、
砂糖 ブドウ糖 炭水化物 果物、
スイーツ等をうまいうまいと言って
またしても食べます。

せっかく(?)
がん細胞が、うまれ、
がんばって、
体内組成の糖の比率1%を死守しようとするのですが、
あなたの糖質摂取があまりにも、
過剰なので、
体内組成の糖の組成1%をまたしても死守できなくなります。

そうすると、
がん細胞は、
がぜん、
原核生物の生命力の根源力を発揮します。

がん細胞は、
苦し紛れに、
今度は、
仲間を増やして、援軍を求めます。
これが、
がんの増殖と、がんの転移です。

くれぐれも、
糖が人間に必要な栄養素だとか、
糖が脳の唯一のエネルギー源だとか、
権威のでたらめに騙されないでください!

がんになるだけです。

そして、

フッ素が子どもの虫歯を防ぐとか、
騙されないでください。

そもそも、虫歯は、
糖質を摂取するからできるのです。

口内の虫歯菌は原核生物です。

糖質を摂取して、
酸を吐き出し、
我々の歯を酸で溶かします。

それが虫歯です。

糖質を食わせるから虫歯になるのです。

歯磨き等という習慣は、
ライオンやシマウマにはありませんが、
彼らに虫歯はありません。

人間も糖質を食い始めてから虫歯がうまれ、
歯磨き習慣がうまれたのです。

話を戻します。

糖を摂取していたら、
間違いなくがんになる可能性が、
大きく高くなります。

あなたの体内は、
過剰な糖質の摂取により、

あなたの体内は、
まるで太古の糖が溢れる
深海の熱水吐出口のような環境になり、

原核生物由来である解糖系を目覚めさせ、
本来、イニシャチブを握っているハズの
ミトコンドリアを凌駕して、
細胞内の主導権をミトコンドリアから奪い、
虎視眈々と、がん細胞になるチャンスをうかがうのです。

原核生物である解糖系は、
あなたが摂取した過剰な糖に
糖化される前に、
糖を一か八かで取り込み
それを増殖のエネルギーにすることで、
生存維持をはかろうとするのです。

これが、
がんが有毒な糖をあえて取り込み、
増殖する理由です。

原核生物は、
有害な糖を取り込んでも
体内に貯蔵しません、
さらに糖を代謝した後に
排泄される乳酸も
体内に貯蔵せず、
すぐに吐き出しますが、

我々人間は、
これが出来ないのです。

我々の体内には、
たとえば、
体内組成の0.4%~1%未満で
糖を貯蔵しています。

しかし、
過剰に摂取すると
この組成1%を超えてしまい
生体の糖化が始まります。

それを阻止する為に、
我々は、体内にわざわざ、
がん細胞を宿させて、
糖の代謝をしたり、
わざわざ糖尿病になって
尿に糖を混ぜて排泄したりしています。

がんになったとしても、
がん細胞から膨大な量の
糖の代謝物である
乳酸とプロトン(疲労物質)が分泌されます。
がん細胞の周囲は、
これらにより
死後硬直のように
硬化します。
さらに、
疲労物質が、
代謝されることなく
体内を跋扈しますので、
気力も体力も衰えます。

原核生物が、
糖蔓延の環境下で、
生き延びるのは、
糖を摂取してもそれを体内貯蔵しないことと、
代謝後の分泌物である乳酸を体外に排泄し
生体の酸性化を防いでいるからです。

人間の場合、
糖は貯蔵しますし、
乳酸も吐き出せません、
嫌気的解糖作用が筋肉以外で
発生すると、
袋小路に入り、
負の連鎖に拍車がかかるのです。
(がんの増殖やがんの転移)

これが重要なことでです。
必ず覚えておいてください。

やがて、血管新生により、
がん患者の糖質から何から何までを
横取りし始め、
がん患者を旅立たせるのです。

嫌気的解糖作用の亢進はがんですが、

我々の死後硬直も、
早い話が
死後における
嫌気的解糖作用の持続による
乳酸の大量分泌によって、
細胞が硬化、硬直するということです。

我々が死んだ後も、
嫌気的解糖作用は、
継続しているのです。

臓器の上皮細胞などで、
嫌気的解糖作用が始まる(がん)と、
臓器の上皮細胞には、
筋肉などで機能する
「コリ回路」が働きませんので、
大量の乳酸が代謝されないので、

死後硬直のようになってしまうのです。

まさに、死への負の連鎖が、

臓器における嫌気的解糖作用の亢進(がん)なのです。

がんになりたくなければ、
簡単です。

糖質を摂取しないことですね。